「観光地」が良くない3つの理由

写真撮影について比較的緩く、多くのカメラをぶら下げた人が訪れる観光地。多くの被写体に溢れ、高いカメラが性能を発揮できる最良の舞台とも思えます。

観光地巡りを繰り返すうちに、素人なりに「観光地はひょっとして一番撮影が難しいのではないか」と思うようになりました。その理由は3つ。

1.既にみんなが撮影している

観光地はほとんどの場所を大勢の人が撮り尽くしています。改めて自分自身が撮り直すのであれば、それは公開すべき作品ではなく、個人的な回想録程度の利用価値しかありません。

鶴岡八幡宮

2.一番撮りたいものは撮影禁止

ほんとうに撮る価値のあるものの周囲は写真家気取りたちが人だかりを作ってしまうので、大体の場所で撮影は禁止されています。そしてその撮影禁止場所は年々増加の一途を辿り、あと10年もすれば観光地で写真撮影できるのは入間基地の隅っこに据えられた雛壇のような特定の決められた場所だけになってしまうかもしれません。

観光客のマナーが悪すぎて京都のお寺が次々と撮影禁止になっている

カメラマンの撮影マナー ~ 京都寺社の撮影禁止事情

3.人が多すぎる

風景を撮りたくても必ず人物が入ってしまいますので、撮影した写真の大半が再利用性を失います。私は個人的に道行く人が写真に収まっている方が、写真に時代性が生まれるので好みですが、これを嫌う人にとって観光地は悪夢に等しい場所です。

浅草


このように観光地は作品撮影には向いていませんから、日常の撮影か観光撮影と割り切って、すこし小さなカメラを持っていく方が良いかも知れません。